近畿ブラ歩き

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令和3年7月18日太秦徘徊 住宅地の中心に在る蛇塚古墳

此方の蛇塚古墳へ訪れるのは今回が2囘目でして、以前はYahooブログで投稿してでして、今回の意図は先に投稿した天塚古墳の関連と比較の為訪れました。

 

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本当に住宅地の真ん中に在るのですよ!

可笑しいと思いませんか?心在る者為らば、何故?と疑問に思って当たり前ですが、其れすら感じられない人間は肝心な事に見向きもせず周りに流されて地獄に堕ちる者が沢山出てくるだろうと思います。

物事の骨幹は、違和感こそ大事で其れを看過すると取り返しの付かない事の殆どでして、つい最近起きた天災であり人災である熱海の土石流の流出事故で落命する様な事が起きる前提と為る事柄が殆どです。

元は此の辺りには、何も周りに無くて只全長110mの前方後円墳が在りました。

其れを京都の土地開発事情で触れては成らない墓荒らしの如く周りを削り取るように土地開発した挙句、残された場所から奈良の石舞台古墳の様な石室が出現したので急遽其処だけ残して土地開発は終えた形に成りました。

当時の国ですら考古学の観点から古い遺跡を保存する観念すらなく、何処ま宮内庁文化庁が関わって来たかは不明ですが、遺跡保護の運動が盛んに成ったのが仁徳天皇陵が在る百舌鳥古市古墳群の在る古墳の破壊して土地開発事業を巡る事から住民訴訟と成って国が動いたのが契機と成り、其の後は必ず壊すか残すかは発掘の結果次第で残されるかが決定される事に成り、若し思いも拠らぬ史実が発見されたら取り壊さずに全て有るが儘残される保存するように良きに計られます。

其れにしても此処は、無様ですね。

是だけの物が出て来て、初めて重要性に気付くとは哀れな者の多くが居るとは恥の極みで厚顔無恥の者が多い土地柄ですね。

 

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フェンスの周りを360度一周すると、其処は前方後円墳の前方の頭頂部に当る場所に故人が葬られた石室が在った場所でして、フェンス越しに見えている芙蓉の花が印象的でした。

 

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此のプレートには、住宅開発前の嘗ての前方後円墳の全容が航空写真で撮られた映像が見て取れます。

是だけの史跡を残そうとする気概は、京都人には全く無かった事に残念としか言い様が無く、何を持って気概であり矜持なのか考えさせられます。

次回の投稿は、また或る場所で昼食を摂るので食べたメニューを投稿します。