令和2年12月2日山陽電鉄・阪神電鉄沿線古墳ウォッチャー&神社参詣 処女塚(おとめづか)古墳
西灘駅に戻り、今度は最後の目的地が在る阪神電鉄石屋川駅へ向かいました。
改札を潜り、暫く歩くと高校生達が集団で帰宅する光景に会い、もうこんな時間なんだと気付き気力を振り絞って最後の場所を行くと、この街は酒造りの街だと謳う看板が目に付き、灘周辺は酒造りの一帯だと思い出しました。
周りを石垣と鉄柵で囲んだ小高い高台が古墳だとは思いも至りませんでした。
上に上がりたいなと思い、視線が彷徨わせると丁度良い階段が有り、階段を上ると見晴らしの良い狹い庭の様な高台でした。
とても古墳だと思わせぬ作りで、何処に古墳の面影を漂わせる物が有るのだと探しましたが見当たりませんでした。
後で、調べると処女塚古墳の形状は、前方後円墳だとは、この高台を見てとてもとても面影も何もない状態でした。
この辺りは、足利尊氏と南朝方(楠正成、新田義貞)との湊川戦いで新田義貞を逃がす為、殿を務めて討ち死にした小山田高家の石碑と万葉集と大和物語の悲恋伝説の碑が建っていました。
この二基が、先ほど記述した石碑です。
神社、寺院が在る所は、古墳も多いと西国三十三観音巡礼で書き記されて居ましたが、実際に自分の足で訪れてみると本当に符合する事が多く納得しました。
是れにて、山陽電鉄の巡礼記は終えますが、今度灘地区を訪れる時は、記念館と酒蔵巡りを行う時です。
次回からは、この10日後に訪れた安土巡礼記を投稿します。
此方は、「火天の城」のモデルと成った、織田信長の居城安城址と秀吉が天下を取った賎ヶ岳合戦場跡を伺う予定で向かいましたが、所詮机上の空論に終わり、寺社霊場巡りだけで終始し、命の洗濯する羽目と為る体験談を投稿して参ります。
乞うご期待下さい。(笑)
今年も今日で終わりとなり、拙いブログでしたがお付き合いして戴き有難う御座いました。
来年は、皆様に摂って良い一年をお迎え出来る事をお祈り申し上げます