近畿ブラ歩き

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昨日の将棋第73期王将戦1局

王将戦は、名人戦、九段・十段戦(後継 竜王戦)に次いで三番目に古いタイトル戦でして、初期の頃は升田幸三八段が木村義雄名人と対局が予定されていたが、開催地の有名温泉宿の出迎えが全く無く腹を立ててt宿に入室せずに其の儘去ってしまった事が、物凄い騒ぎに成り事件に発展した。 陣屋事件として騒がれた。 王将戦は「三番手直り」の指し込み制を採用していたため、第6局は木村義雄名人が香落ちで指すこととなった[3]。しかし、升田が対局を拒否したことで、升田の1年間の出場停止、理事会総辞職に発展。最終的に木村名人の裁定により、升田の復帰、理事の辞表は受理されない結果となった[2][5]。 其の対局は、既に升田八段が木村名人に4勝1敗で3番勝ち越した理由で升田八段が宿の対応で其の場を離れた理由で不戦敗tと成る結果でしたが、対局拒否しなければ木村名人相手に自分の角行の斜め下の香車を抜いて香落ち対局が実現したが、名人位の畏怖で敢えて枡田が対局が拒否した模様です。 後に第5期王将戦で弟弟子の大山康晴名人に木村義雄同様に半香(香落ち)を引かせて対局を行ない、既に3局で終えて3連勝で大山名人から香を引いての差手で対局を行ない、其の対局も勝利して大山名人を盤の前で悔し泣きさせたエピソードが残っている。 其の歴史の長い王将戦も前年の叡王戦に続いて今期の王将戦の相手が振り飛車党の菅井竜也八段が挑戦者となり、此処数年タイトル戦で振り飛車使いの挑戦者が出ておらず、昨年の対局で唯一異色の棋士扱いで珍しいと言われる事態と成り注目を集めています。 昨期の叡王戦も藤井竜王相手に引けを取らずにがっぷり四つで対局を行ったが、見落とし等で勝勢が藤井竜王に傾いて惜敗した。 今期の王将戦第1局の1日目は駒もぶつからず両社虎視眈々と強固な穴熊囲いを完成させて1日目の対局が終えた。 2日目は封じ手を開いて対局が再開して、駒がぶつかりだして 均衡を保っていたが、暗に藤井竜王名人に千日手で対局を終局しましょうかと盤面で問うたが、藤井竜王名人に拒絶されて当てが外れて戦況も厳しくなり、突出していた銀を引いて自陣を強固にしたつもりが、其の手が緩手となり敗着と成って藤井竜王名人が先勝しました。 仮に藤井竜王名人が防衛した場合、大山名人が持つ19期連続防衛記録を塗り替えて新記録と成り、後の棋王戦に弾みが就いて今年の全タイトル戦を防衛する事に成り、今年王位戦棋聖戦を防衛すると連続5期で一代限りの永世称号の資格を得る大事な年と成ります。 この後の王将戦の対局が楽しみですね。