近畿ブラ歩き

近畿の名刹、名所、催しを見聞するブログ

えべっさん

今日は、えびす祭の3日目の最終日となり、えびす信仰の残りえびすと呼ばれる日です。 昨日は、本戎の十日戎の本戎と呼ばれる最大の日でして、戎さんに肖って商売繁盛を祈る浪花商人の忙しい一日となり、買い求めた笹を店の中に供えて一年の繁盛を祈るのです。 宵戎の9日は良い天気ですが日が落ちたら物凄い寒いと成り集客がどの様か判じる事は出来ません。 昨日の10日も小雨が何度も時間を於いて降る寒い一日でしたが、今日の残り戎は皮肉も良い天気となり、お参りを控えていた庶民が一斉に訪れて福笹を買い求めて縁起物の飾りを幾つも付けて持って帰る参拝者が十日戎を行っている神社の近くを通ると良く見かけています。 そもそもえびすとはいかなる神さんかと申しますと、伊邪那岐命伊邪那美命から生まれた幸薄い五体満足で無い神様でして、目に見えて真面に働くことが出来無い神なので葦舟で乗せて捨てられて神様なのです。 行き着いた所の所在が幾つも有り、自分の所に流れ着いたのだと言う民が申し立てて、大阪の戎神社と西宮神社が名乗りあげており、他にも泉州堺の石津もその列に漏れず蛭子神を祭っているのです。 純粋に蛭子神がえっべさんと呼んでいるのが浪花商人でして大阪府では其の尊称ですが隣県の兵庫や京都では度の様な呼び方をしているかは隣県の地元を訪れていないので判りません。(笑) なので何時の間にか兵庫県西宮神社が、戎信仰の日本各地在る戎神社の総社と為っていますが、純粋に戎神一柱のみ祀っいる神社は皆無だと思いますが、日本三大戎の西宮神社今宮戎神社京都ゑびす神社が主だった神社でして、其他大勢神社は摂社末社として崇めているだけで、十日戎の三日間だけは三大神社に肖って火事場泥棒の如く主祭神を横に置いといて稼ぐのです。 まあ神社さんシッカリ稼ぎなはれ!(笑い