近畿ブラ歩き

近畿の名刹、名所、催しを見聞するブログ

近頃は、順位戦で昇級で昇段する棋士が少なってきたね

今期の将棋順位戦に於いて各クラスで昇級を確定して昇段する棋士の数が本当に少なくなった。 将棋界は段位の昇段叙勲に付いては物凄く厳格で順位を重んじるので簡単に昇段が許しておらず、昇段棋士の数が増えたのは段位を乱造した囲碁界の影響を受けているので或る程度の基準を満たしたら昇段を叙勲する様に成ったみたいです。 あの中原誠八段が名人位を大山康晴九段から奪取して九段に叙勲されて居らず、あの当時は特殊な基準で九段昇段を取り決めて居り、名人を筆頭に各タイトルと優勝棋戦の優勝回数で各何点と取り決めて30点に達したら九段昇段を叙勲する体制を敷いて来ました。 今の基準でタイトル3期獲得したら九段に昇段を許されたのは、内藤國雄が最初の人と成り、其れが前例と成って昇段基準となり、其れの勝ち星の基準も加味され、竜王戦ランキング優勝回数が昇段の基準と改正されたので本当の意味の昇級昇段者が激減しました。 今期は、B級1組から2人の七段棋士が、A級昇級と八段昇段を決めており、C級1組から五段棋士が1人B級2組と六段昇段する可能性が出ており、実力を発揮すればC1組から最低1人若しくは2人昇段者が誕生します。 其れ以外のクラスは既に段位が既に達している棋士が昇級を決めている体なので昇段の喜びが薄く、あくまでもクラスの再昇格若しくは昇級なので新鮮味が欠けます。明日の対局で、A級最後の対局して名人戦順位戦の挑戦者が決まるプレイオフが実施され、本命視されている藤井五冠が勝てば六冠制覇が約束されますが、広瀬八段が挑戦者に成れば渡辺名人の防衛が9割がた予想されます。 明日は、どちらに勝利の女神が微笑むか楽しみです。