近畿ブラ歩き

近畿の名刹、名所、催しを見聞するブログ

棋聖戦・王位戦挑戦者佐々木大地七段

名前は、良く専門誌(将棋世界)やテレビ他で良く目にしますが、どう言う履歴の棋士なのかは知りませんでした。 段位も高位の七段で何故七段なのかと訝しげでう~んと唸る有様で、よく調べると三段リーグで勝ち切る事が出来ず次点ばかり続いて中々すんなりと四段成れない此処一番弱い棋士なのです。 次点が続いたので特典を行使して四段に昇段したが、四段(C2組)リーグのスタートでは非ず、フリークラスからのスタートなので規則に乗っとた成績を上げなければCクラス入が出来無い状況でして、何とかヤットリーグ入り出来た。 年齢は28歳で遅咲きの感が否めず、実力でA級入りは難しい状況で、運が拙いので実力でタイトル戦に挑戦してタイトルを獲得するか、勝ち星を積み重ねて八段、九段と上り詰めるしか無いと思います。 未だ28歳じゃないかと、皆が言うが、「言うが容易く、行うが難し」で是れを実践した棋士は、竜王位を3連覇した一時代を築いき、自分の戦法を名を残した藤井猛九段と同じ竜王戦でブレイクした渡辺明前名人sしか見当たらず、両者とも勢いで段位を駆け上がりA級まで上り詰めました。 棋士のステータスは、A級八段に成る事が夢見ていましたが、今はA級に昇級する前に八段・九段まで上り詰める棋士が多く出ており、昇級昇段の意味合いも無くなり猫杓子も高段位に成れる世の中に成った。 為らば、何を基準に棋士の善し悪しを判断するかと言うと、A級に何期在位しているか?竜王位ランキング戦に何期在位して居るか?タイトル挑戦履歴が有るかと言う基準で棋士の素顔を垣間見る事しか判じ得ないと思います。 佐々木大地七段の師匠は、深浦康市九段(王位3期獲得)でして、羽生善治王位に挑戦して初タイトルを獲得し、其の後2期続けて羽生善治の挑戦を受けて2期とも退けた稀有は存在の棋士でして、羽生に3期続けて勝ち切る事が出来る棋士は同世代の森内俊之(十八世名人資格者)以外浮かばず、凄い事だ思います。 果たして師匠に続く事が出来る?棋士としての真価が問われる時が来たと思われます。