近畿ブラ歩き

近畿の名刹、名所、催しを見聞するブログ

囲碁の段位

昨日は、竜王戦挑戦者決定戦に於いて、竜王戦ランキング戦5組優勝者伊藤匠六段が最下層からパノラマ方式トーナメントで決勝まで勝ち進み、1組優勝者永瀬拓矢王座相手に2連勝して竜王位挑戦権と七段昇段決めたと投稿しましたが、将棋は将棋で厳然な審査と権威に於いて棋士の昇段規定を設けており、安易に最高位の九段位を乱造していませんが、もう一方の雄囲碁は棋院開祖で将棋の様に順位戦を採用せずに棋士の毎日の生活費を危惧して段位に見合う給与を設定する為に将棋の様に厳格に基準を設けずに唯単に黒番(先手)と白番(後手)に拠る勝ち点総計で段位を決める規定を設け、後からタイトル挑戦及びタイトル獲得で昇段基準を決めたので非常に面妖に成って居り、理由の解らん公家の位倒れの八段・九段を乱造した結果、名前だけで実力の伴わない棋士ばかり居る為、国際棋戦で出場したら負け越しばかり真面に海外(中国・台湾・韓国)棋士に適わず、赤恥の掻く醜態を晒しています。 今現在も大三冠(棋聖・名人・本因坊)挑戦者に成れば八段昇段、1期獲得すれな飛び昇段で九段に昇段と言う曖昧な基準で規定を設けており、其れ以外の小四冠(天元・王座・十段・碁聖)のタイトル挑戦で七段昇段、小四冠タイトル2期獲得で九段昇段と言う大甘な規定で段位を乱造しているのですよ! 其の影響で61年間タイトル戦が開始して未だ一人も永世・名誉称号を名乗る資格者が出ていない棋戦が存在します。 其れも皮肉にも段位に直結した名前のタイトル棋戦(産経新聞主催)十段戦(トーナメント戦)で4連覇まで辿り着くが、5連覇を達成する棋士が居らず以前と敷居が高い日々が続きます。 段位を乱造した因縁がもたらした皮肉が現実なって他の6タイトル戦は最低永世・名誉称号を名乗る資格者が出ていますが、リーグ戦タイトル戦の大三冠は複数人が幾つもタイトルを兼ねて持つ資格者も出ていますが、一発勝負の運の要素が介在しないしないトーナメント戦では資格者が非常に少ないです。 資格者は、囲碁界に於いて成功者で、勲功なって長く世に名前を残す至福者であり、本当に最高段位九段を胸張って名乗れる棋士達である。 将棋も囲碁に習って、連続5期通算10期(竜王位は7期)の基準で勲功者に対する資格を与えるべきで、大甘なタイトル名人・棋聖位は通算5期で引退後に永世称号を名乗らせる措置を採っているが、囲碁に習って同じ基準にしたら獲得者の名も上がり、タイトルの権威も損なわずに泰然として未来永劫まで継続出来ます。 連続5期名人位に就いた木村義雄大山康晴中原誠の3名人は押しも押される大名人であり、後の3人は規定に拠る救済規定で名乗れるので囲碁と並んで胸を張れるか疑問で在る。 結構手厳しい事を申し上げましたが、近頃は物の基準が曖昧で軽い時代に生きているので古きを尋ねて偉大先人達の足跡を見付ける事も面白いと思います。