近畿ブラ歩き

近畿の名刹、名所、催しを見聞するブログ

令和2年1月8日 上賀茂神社・下鴨神社参詣 ②

神馬舎まで辿り着き、第二の鳥居を潜って境内に入りました。

境内を見渡せば、何時もの変わらぬ光景が目に入ってきます。

 

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(ノ゚ο゚)ノ オオォォォ-、社殿が改築工事中ではないか!

 

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向かって左手に在る社殿(楽舎)には、奉納されたお神酒が据えられて居ますね。

 

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神輿の様にしてスグキが奉納されて居ますね。

此の上賀茂の地は、京都三大漬物スグキの生産地と知られており、漬け上がったスグキを毎年生産者が上賀茂神社に奉納しております。

第一の鳥居が在るバス停留所横に土産物やスグキの販売店が在り、上賀茂神社の近隣にスグキの老舗成田が御座います。

 

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毎年、同じ場所に古い御札を収める場所が設けられています。

 

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此方が、細殿と呼ばれる社でして、毎年細殿の両脇に額におさめられている干支の絵が立てられて居ます。

 

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毎年干支の絵が、此の様な感じで左右に立てられて居ます。

 

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ご祈祷受付と御札授与所が、一緒に設けられて居ます。

 

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本殿に伺う前に、先に御朱印を拝受致しました。

 

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上賀茂神社の成り立ちは、渡来人の賀茂氏に拠る創建が始まりで、賀茂氏大和朝廷内では大きな発言力の氏族の一つとして繁栄しましたが、大化の改新で中臣氏の台頭で次第に社稷が傾斜してゆく一方で氏族としては中級クラスの貴族として残りました。

されど、祭典行う神社としての威光は廃れず、寧ろ皇女を斎王として迎えて繁栄を行い、其の末裔が陰陽師として名高い賀茂忠幸・保憲親子で名を成さしめる位今の御代まで子孫が続いて居ります。

余談ですが、賀茂忠幸・保憲親子の弟子で、陰陽師の名前を世に為さしめたのが彼の安倍晴明です。

斎王と言えば、毎年5月に行われる葵祭の巡幸する神社と成って居り、下鴨神社と併せて京都では世界文化遺産と成って居ます。

御朱印では、山城國一宮と記されて居ますが、京都府の成り立ちとしては山城國一国に留まらず、丹後國全域と丹波國東部まで含めた広大な範囲を今の京都府が形成されております。

其の中で都が在る鎮守の神社として京都府民から親しまれています。

次の続きます。