近畿ブラ歩き

近畿の名刹、名所、催しを見聞するブログ

今にして思えば?

数回前の投稿で囲碁の新聞棋戦「本因坊位」と主催社毎日新聞社の凋落に付いて投稿しましたが、其の予兆は遥か数十年前の頃から有りました。 其れは、囲碁名人戦の棋戦契約金を巡って囲碁日本棋院棋士の生活に関わるので契約金を増額して欲しいと当時主催していた読売新聞社に打診して居ましたが無碍に断り、より良い条件の良い朝日新聞社に移管した事に裁判沙汰まで発展した経緯があり、新棋戦「棋聖戦」が誕生しました。 昔は囲碁将棋共に徳川幕府が、棋士の禄を出してお抱えで奉職させており、幕府が滅んだ後は個人若しくは会社がパトロンスポンサーになって棋士の生活を支えた事が今の棋界隆盛に至った経緯が有りました。 新聞棋戦の主催者は、安い金額で棋譜を新聞の紙面に載せて掲載しようと札束で棋界の頬を叩き従属させて来た経緯が今も伝統のように引き続けて居り、其の新聞社が凋落したら、新しいスポンサーを募ることを行わなかった事が今に成って大慌てする醜態を囲碁界将棋界共に晒しているのですよ! 囲碁は、女流棋戦で病院や警備会社が主催スポンサーを引き継いで棋戦を存続させており、将棋女流棋戦は建築関係、情報誌、製造社が新たにスポンサーとなり新棋戦を立ち上げたり引き継いだりして話題を振りまいているが、男の方はメンツが有る為に旧態然の様に何もアクションを起こさずに傍観している有様です。 唯、将棋名人戦に限っては、昔から毎日朝日のお抱え棋士が綱引きをして主催スポンサーを何度も変えて存続してきましたが、2代前の連盟会長故米長邦雄(元永世棋聖)が再度毎日から朝日に乗り換えようとして棋士会から賛否のの意見が続出して毎日朝日の折衷案として両者主催の棋戦として再出発した経緯が有り、其の儘m毎日が引き継いで主催を行っておれば囲碁本因坊見たいに恥を晒す大事件に成り、忽ち明日の生活に直結する異常事態に成って居ました。 是れは囲碁には無い順位を元に棋戦を成り立たす制度を築いて居り、段位と順位を重きに於いて今の将棋界の隆盛の礎に成って居り、其の契約金が将棋棋士の給金とっして生活費として支払われているので大変な事です。 今でも遅くはないから新聞棋戦から脱却して多くの業種からスポンサーを募り、メンツと相手の顔色を伺わずに改革して頂きたい物ですよね。