近畿ブラ歩き

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藤井聡太王位・棋聖2冠B1組(七段リーグ)へ昇級

B2組25名で10回戦対局を予定され9局・10局まで終了していますが、余りにも在籍棋士が多いので総当たりではなく将棋連盟がランダムで対局を決めており、否応無しに従わなければ成りません。

9局終えた時点で8連勝で昇級を当確させていた藤井2冠が、昨日の対局で9連勝でダメを押して確実の首位昇級を決めました。

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無冠の並みの棋士為らば、此処で六段から七段へ昇段となる手筈でしたが、此の藤井聡太君才能が並みでなく既に目が眩むA級に匹敵する八段に昇り詰め、凡人以上の王位棋聖と言う桁外れの肩書きを持ち合わせて居ます。

来季は、名人位に二歩近付き、成績如何ではまた昇級する可能性を秘めています。

余談ですが、昇級昇段制度が在るのは、日本の将棋と限られた競技種目だけで世界共通の囲碁には在りません。

囲碁にも将棋の竜王位に似た実力本位のタイトルが有り、大三冠(棋聖・名人・本因坊位)と呼ばれ、低段位の初段位でも実力で挑戦者リーグ昇級すれば飛び級昇段で七段に叙され、タイトルを獲得すれば一挙に九段に成れる昇段制度を敷いて居ます。

隣国の韓国棋院日本棋院と同じ昇段規定制度を用いており、段位と棋力が一致して居ない棋士も沢山見受けられます。

悲しいかな実力の下克上のみで、秩序がない修羅の集団で有る。

故に段位には品格も力量という二字が欠落し、段位の名目は日々生活のたつき(手段)に困った棋士が、当時日本の大手新聞社や財力の有る有力者がパトロンに成ってバックアップをしており、寄って集って食い代を得ており、段位の序列で対局料を取り決め生活の糧としたのが、今の日本の囲碁が世界で活躍出来ない最大の要因と成って居ます。

だから将棋の様に面倒くさい昇級昇段制度を作らず理解に苦しむ独自の昇段規則を作って箸にも棒にも掛からない弱い公家の位倒れの九段を乱造し、本当に勲功の有る実力者は九段を名乗る棋士の2~3割位しか居ません。

将棋の場合は、堕ちる所まで堕ちたら半強制的に引退を余儀なく取り決められ二度と公式対局を行う事が出来ない事に成って居り、彼のひふみん(加藤一二三九段)が当時の藤井四段に負けてから負け続けて引退した事は周知の事と成って居ます。

囲碁棋士は、自分が辞めますと言わない限り引退では無いが、其の代わり対局の予定も未来永劫無く、ぬるま湯に浸かる状態で過ごさ無ければ成らないが、流石にそんな恥曝しは居ないので引退されて居ると思います。