近畿ブラ歩き

近畿の名刹、名所、催しを見聞するブログ

今日は、真言密教の聖地高野山へ拝観詣でる

十数年前に労災事故のリハビリがてらに大原三千院に詣でた事に始まり、何時でも行けると避けて来たが、今年弘法太師空海生誕1250年記念する区切りに年に詣でる事を決めて今日ヤット重い腰を上げて行きました。 行くの容易い事だとたかを括って居たが、いざ行動に移してみると一筋縄では行かない事を思い知らされた。 最寄駅の南海電鉄堺駅から高野線と合流する天下茶屋で乗り換えて真っ直ぐに行くものだと思いましたが、現実は其の様に行かなかった。 何故なら直通便の運行本数が非常に少ない7時から23時までに僅か15本しか特急高野が運行しておらず、1時間に1本乗車出来るかの確率でして、時間帯に合わなかったので急行三日市行に乗車して急行が停車する1駅手前の河内長野駅で乗り換えて橋本駅で再度乗り換えて極楽橋まで乗車し、其処でまた下車して今度は高野山駅行のケーブルカーに乗り換えてヤット高野山駅に到着。所要時間が2時間超時間を要して辿り着きました。 其処から南海電鉄りんかんバスに乗車して金剛峯寺停留所に下車し、金剛峯寺に拝観しました。30分ほど滞在して今度は弘法太師が入定した奥の院に参り、、目にしたのが墓石と供養塔と石碑の聖地みたいな広大なスペースを参道に歩き、奥の院に辿り着いて詣でました。 一日中時間を要して各地へ歩き回りたいと思いましたが、家での用事が溜まっていたので奥の院に入口で昼食(鰊蕎麦)を摂って一路帰路に着きました。 一日ではとてもとてもお堂を巡る事が出来ないと悟ったので後日数回に亘って参詣に訪れる事に決し、高野山を後にした。 訪れてもう一方の密教の聖地比叡山延暦寺の比較と違いが如実に理解しました。 延暦寺は、お金が掛かる消耗地で有ると改めて認識させられ、其処で落とす無駄なお金の多さとアクセスに要する乗車料金のバカ高さがハッキリと思い知らされた。 何故此の様な差が生じるのかと言うと両山の成り立ちが全て明暗して居るのだと思い知らされた。 延暦寺は、商人と結託してあくどい金貸しを行ない、元金が支払えないと解ると手を返したように商人を使って借りている者から元金に見合う荘園等の土地を濡れて横取り、室町時代まで嫌らしく繁栄したが、其の経過途中で佐々木判官道誉入道高氏や織田信長等のバサラ大名から随分と虐められる仕打ちを受けて難渋する事に陥る事も何度か起こって其れ相応の災難に遭っています。(笑) 一方の高野山は、高野山駅からはバスが走行しており、山全体が高野山の神域有りながらも見返りを求めずに入山者を迎えている懐の深さを見せており、比叡山とは天と地の違いを訪れた者の抱かせて居ます。 本当に心地よく迎えてくれたので何度もリピートさせる魅了が有ります。