近畿ブラ歩き

近畿の名刹、名所、催しを見聞するブログ

何年ぶりに佐川美術館を訪れる

以前訪れたのは何時なのか思いつかず、過去3回訪れましたが、全て佐川急便の懇意にしているドライバーさんから頂いた招待券で訪れました。 今回は、入館料を1200円支払いましたが、其れでも他びじゅ拠りも格安料金に入れるリーズナブルな価格で長時間楽しめます! 今回は4月8日から6月11日まで開催されている「誕生100年 山下清展  100年目の大回想」として開催され、今回初めて山下清の幼少時から40代の作品が展示されて居ました。 山下清と言えば、「放浪の天才画家」とか「裸の大将」と言う冠が称されて有名な画家のイメージが植え付けられていますが、作品はイメージ通り、貼り絵とペン画が殆どですが、実はそれだけじゃ無いのですよ!! 実際目にして躍いたのが、20代に覚えた油彩・水彩が物凄く貼り絵やペン画に影響を与え、其の後陶芸にも手掛けて面白い味わいの作品を多く残して居ます。 10代までの貼り絵と油彩を覚えて貼り絵にも重厚感が滲み出ていて観る者に驚きと感動を与え、作品の精緻さに二重の驚きを与えます。 矢張り物凄いと言わせるのが、ペンで直線をブレずに均等に書く作業が凄く、点を描く描写が人が真似する事が出来無い精緻で繊細な作業なので私が観た途端、自分には全く出来無いと突き放すほどの凄さを肌で感じました。 百聞は一見に如かずとは言った物で、観に行く甲斐が有りました。若し貴方方の近くに催されるのならぜったお勧めの展示会だと思います。