近畿ブラ歩き

近畿の名刹、名所、催しを見聞するブログ

令和元年7月17日 祇園前の祭巡礼 前の祭Ⅲ

行願寺からまた御池通まで戻り、四条通から河原町通に大きな山が遣り回しを行う為に交差点まで出てきたのが確認しました。

 

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大きな山 岩戸山が京都市庁前まで差し掛かって来ているという事は、最終局面に近付いて居り、もうそろそろ山鉾巡行も終わりに近付いて居ますね!

何故かと申しますと、此方の岩戸山と最後の船鉾、一番最初の長刀鉾、五番目の函谷鉾(かんこほこ)の4基は、順番を決める籤引かない「くじとらず」として決められているため巡行の順番は一定しているので岩戸山は最後から2番目で巡行する事が決められて居ます。

 

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此の鉾が最後に巡航する船鉾で、後の祭で同じく最後に巡行する大船鉾の類似鉾ですが、名前の通り大の字が省かれているので少し大船鉾に比べて小さいです。

丁度、船鉾の正面から撮影が出来たので全体の指揮を司る音頭取りの掛け声を掛ける様子を捉える事が出来ました。

 

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山車の上で陣取っている囃子方が奏でる「コンコンチキチン コンチキチン」の例の調子が上から聞こえて参ります。

 

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船鉾の天井屋根です。

大きな山や鉾に屋根が在ると殆ど見かける光景です。

 

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音頭方の扇と、掛け声を掛ける時に身を乗り出して扇で手を返して左右に振る所作を支えている命綱にも目が行きます。

此の日の最後は、建礼門院徳子が赤間関の入水で奇跡的に命を取り留めて身柄を京の都に輸送され、八坂神社・円山公園奥に在る長樂寺で得度を行い、平氏の菩提を弔う為に落飾した寺へ向かいました。