此方の廣田神社の位置は、海手の西宮と六甲山が在る山手の中間に位置しており、西宮駅から循環バス(阪神バス)で阪急電鉄とJRの線路を超えて奥に走行しているので街から離れて来て小高い場所もチラホラと見掛け、役所・官庁や競技場等がバスの車窓から眺めながら通り過ぎた所に民家は少なく、大きな幹線道路が神社傍を通行しているのでウッカリしていると惹かれてしまう恐れも在る場所に廣田神社は鎮座しています。
石鳥居に迎えられて参道を歩くと、緩やかな石段を上がると眼前に何も遮る物が無く、参道をズンズンと歩いて行くと在る場所まで辿り着くと少し小高い石階段が見えて居り、其の階段を上がると真っ直ぐに廣田神社拝殿が見えて参ります。
今まで神社仏閣を訪ね歩いて見ましたが、参道を歩いて道を幾度も直角に違えたり曲がりくねったりして直接社殿まで辿り着く事を遮るような造りを採用されており、こうもストレートに社殿を眼前に広く拝める機会は少ないと思います。
此の日は、合いの日金曜日にてコロナ騒動も手伝って表立って出掛ける事もなく、西宮神社同様参拝者の姿も疎らで在りました。
拝殿を正面位見据えて、右に御札授与所、右に主祭神以外の神を祀る社殿が在りました。
参拝を終えて、御札授与所に向かいました。
拝殿に祀られて居る主祭神で在らせられる天照大神の荒魂が廣田神社の御神体なので、御朱印帳に天照大神荒魂と揮毫されて居ます。
宮司に御朱印帳を預けて時間を持て余しているので御札授与所に並べられているお守り栞を眺めていると面白い物見出しました。
実は、是れなのです。
是れは何かと申しますと、水の妖怪アマビエと呼び、ゲゲゲの鬼太郎にも登場する愛嬌苦しい水を司る妖怪が疫病退散の護符として持ち帰る事が神社(宮司)の好意で出来るのです。
此処で、神社の慈悲を逆手に取る事件が起こり、神社を始め廣田神社の信仰者を激怒憤慨させる出来事が起こりました。
何処の輩かは特定する事が出来ず、参拝者の安寧を祈ってアマビエの護符を手一杯に掴んで持ち去り、持ち帰った護符をネットショピングでオークションに懸ける罰当たりな事を行った愚者が存在した事が露見し、新聞等で取り上げられると言う情けない事が起きました。
私が思うに、人の善意を逆手に摂って神の善意を金儲けに利用する腐れ外道、人の恨みを一身に我が身に受け止めて、酷い最後を遂げると思う事間違いなしと希っております。
