第１期、２期と藤井聡太棋聖が保持しているタイトル戦の特別協賛で棋戦を支えている大手ゼネコン企業ヒューリックが主催していましたが、ヒューリックが新たに新棋戦ヒューリック杯白玲戦・順位戦を立ち上げた為、主催スポンサーを募って大成建設さんが伝統文化の普及・振興および女性活躍推進に貢献する為に名乗り上げ、今期から主催企業として活動する事と成りました。
第３期清麗戦両対局者の対局前の模様です。
左は、現清麗位保持者里見香奈女流六段で清麗位を含む女流タイトル４冠保持者です。
向かう右は、過去にマイナビ杯オープン４期・リコー杯女流王座４期保持した実力者加藤桃子女流三段です。
両者は、過去に熾烈なタイトル戦を戦ってきた因縁の在る対局者でして、西山朋佳女流３冠を交えて激闘を繰り広げるライバル同士で有り、今季女流名人戦を対局して以来の対局で不倶戴天の敵里見香奈に一矢報いろうと虎視眈々と此の日を臨んで居ました。
対局前に主催者代表が、先手番を決める振り駒を白い布上で駒を振り下ろす儀式を行っている模様です。
対局が始まる前にタイトル保持者の里見香奈清麗が、駒袋から将棋盤に駒を取り出し、上座が王将の駒を摘み、下座は挑戦者なので玉将を自分の陣の升に収め、儀式の則った駒の配列を違える事なく置いていく作業が行われ対局開始の合図を待ちます。
対局が開始されて両者一礼を行って先手番が駒を進めて参ります。
此方の映像では、奥に対局を立ち会うお歴々の顔が並んでおり、左２人目から主催者大成建副社長様、此の対局の立会人佐藤天彦元名人(前前名人)、将棋連盟会長佐藤康光九段(永世称号棋聖位保持者)、最後に清水市代常務理事(女流永世称号４冠保持者)が対局を見届け、立会人と棋譜記録者を残して退室と成ります。
対局中は、デザートが振舞われ、昼食休憩も豪華で対局会場はホテルオークラ東京で対局しています。
其の合間、観戦を募集した将棋ファンを相手に会長・常務理事を始め馳せ参じた棋士・女流棋士等が用意した盤面と将棋盤で解説と進捗を予想してファンを交えて楽しく交流します。
途中、「次の一手」を予想して当てたファンに色紙や扇子をプレゼントする催しが行われるので泊まりがけで観戦したファンは至福の時を過ごされると思います。
