近畿ブラ歩き

近畿の名刹、名所、催しを見聞するブログ

成り上がりは所詮成り上がり

今日、インターネットで日本将棋連盟のサイトを検索していると、将棋界八大タイトルの八番目に仲間入りした叡王戦が、何時の間にか主催企業が入れ替わっており、何故其れが判明したか申すと、各タイトル戦の序列順位に紹介されているのを目に付き、上位三番目で有った叡王位が何時の間にか下から三番目上から五番目にスゲ替わっているのを見て訝り、叡王戦サイトと将棋連盟ニュースサイトを照合して判明した。

優勝棋戦からスタートした叡王戦の主催スポンサーはIT企業のドワンゴで、第1期・第2期は優勝を決める優勝棋戦で優勝者がコンピューターに将棋ソフトを取り付けたロボットと対局をする企画から始まった棋戦です。

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主催スポンサードワンゴ日本将棋連盟と協議して、第3期から優勝棋戦からタイトル棋戦として昇格させ、賞金も最上級にするとぶち上げたが、日本将棋連盟から新規参入なので其の辺少し抑えて欲しいと申し入れが在り、序列は読売新聞主催竜王戦、毎日・朝日新聞共催名人順位戦に次いで序列三位に落ち着く事に成った。

本音からしてIT企業マネーに物言わせて竜王戦優勝賞金4300万円を超えて5000万円位までの優勝賞金を想定していたが、昔からの付き合いが在る新聞社と軋轢を生むのは不味いとし、名人順位戦の優勝賞金2000万円位までに抑えて欲しいと裏で申し入れたと噂が流れており、昨年のコロナ禍の棋戦運営も嫌気がさしたのか運営に対して情熱が冷めてみたいで将棋連盟と裏取引でスポンサーを降りると申し入れた様だ。

正式発表が為されておらず、スポンサー交代としてニュースサイトに告げられて居る。

 

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第6期からは、主要スポンサーに不二家が座り、ひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークス株式会社、株式会社SBI証券が特別協賛いたします。

ですので運営に携わるので開催する全ての経費をスポンサー企業と特別協賛企業が持ち合うので、成り上がり企業に比べて出資金が限られ、タイトル料が800~1000万円位が想定され、運営に伴う諸経費と棋士に対する対局料全てを持って棋戦が運営される事と成ります。

日本将棋連盟としては協賛解消は致し方無いとしても、折角立ち上げた棋戦を解消させると言う事は、連盟の運営と棋士の生活に関わってくるので賞金規模は落ちたとしても継続させなければ成らないのでどうしても共感して戴ける企業を探しを行い、手を取りあったのが紹介した3社(不二家レオス・キャピタルワークス株式会社・株式会社SBI証券)です。

色々と不満が有るのは解るが、自分が一番に成れない成金根性が私個人としては気に入らないですね。

運営を引き継いで戴いた企業様には、大変苦労が有ると思いますが将棋文化を盛り上げて頂きたいと切に願います。